今週末はひな祭りですね。我が家でも毎年、ひな人形を飾ります。
ひな祭りは、平安時代のお人形遊びと、人形に自分の厄や災いを移して川や海に流した流しびなの行事が結びついたものと言われていますね。
ひな人形を飾ることは、ひな人形が身代わりとなってくれて、その子に災いがふりかからないようにとの願いをこめて飾るもの、と聞いてからは毎年忘れそうになりながらも押入れから出してきて飾っています。 しまうのは大変ですが、出すのはミニチュア遊びのようで、大人でも楽しめるんですよね。
ひな人形は母方の祖母が孫に贈るのがならわしのようですが、我が家の娘のひな人形は、父方の祖母から贈られたものです。 というのも、夫の実家に帰ると、義母の人形作りの作業場があり、木目込みという手法の人形や置物がたくさん並んでいます。娘が頂いたものも、ここで義母に作られました。毎年、干支の置物も送ってくれます。
そんなわけで、手作りの温かみあるひな人形を今年も出しました。
毎度のことながら、娘は手垢でいっぱいになるくらい、さわって遊びます。ま、その方が、より災いを引き受けてくれるかもしれない、と思い好きなように遊ばせています。
季節事の風物を楽しめる日本の習わしは、いいものですね。