弁護士の最所です。
弊所では、響特許事務所の弁理士や技術職の先生方と、定期的に勉強会を行っております。
今までに
第1回「クラウドビジネスにおける法的問題」
第2回「複数主体が関与する物の発明に関する特許権侵害」
第3回「職務発明と労働契約」
第4回「弁護士業務及び弁理士業務の実際について」
第5回「ライセンス契約における問題点及び留意事項について」
第6回「ネット時代における著作権に関する判例の動向について」
に関する勉強会を行ってきました。
理工系専門職の先生からの技術的観点や弁理士の先生ならではの視点から話を聞くと、毎回、同じ法的問題でもこれほどまでに見方が違うのかと、本当に驚かされます。
特に、弁理士の先生の「弁理士は権利を作るのが仕事。弁護士は権利を守ることが仕事。」という言葉は、お互いの専門職としての役割を端的に表していて、非常に納得させられました。
そもそも、権利がなければ守る必要もないですし、権利があっても守るすべがなければ、持っている権利自体が無意味になってしまいます。
作る側と守る側、まさに、弁理士と弁護士は、知的財産における車の両輪の関係なんだなぁと思います。