「和」のこころ


こんにちは。さがみ事務所アシスタントの和田です。 3月も後半、ついこの間ひな祭りが終わったと思ったら テレビCMが五月人形になっていたので、うちもそろそろ出さなくちゃ・・・と おもっているところです。雛人形に比べれば、あっという間に飾れるので ラクなんですけどね。大変なのは鯉のぼりを出すこと!うちは男手がないので 私がやらなくちゃいけない・・・うぅ。。。

小学生のころ、茶道(遠州流)や華道(小原流)を習っていた(というか習わされていた)こともあって、日本の「和」の部分に触れることが好きです。 そんなこともあって、着物にとても興味があり、社会人になってから「浴衣くらい自分できれいに着れないとは恥ずかしいなぁ」と思い着付教室に通いだしました。

浴衣くらい・・・の軽い気持ちで始めた着付。気がつけば「きもの着付講師准師範」までになっていました。妊娠・出産で着付教室は辞めましたが、タイミングが違っていたら今頃着物の先生だったかもしれません笑 (今とまったく違う仕事!!)

着物は普段あまり着る機会がないので、准師範なのに「あれ?帯どうするんだっけ??」と教本を引っ張り出すこともあるのですが、結婚式などの正式な場には必ず着物で出席することにしています。

着物には「格」というものがあって、TPOにあわせて着物や帯の種類を変えます。 また既婚・未婚によっても着ることのできる着物の種類が違ってきます。もちろん未婚だと「振袖」になり、黒柳徹子さんがあの年で振袖をお召しになってるのは「未婚」だからです笑 また「本振袖」と言って、これは花嫁さんしか着ることのできない振袖です。普段私達が振袖と呼んでいるものの正式名称は「中振袖」(袖が中くらい)なのです。 既婚者が正式の場で着る着物は最礼装が「黒留袖」(主に新郎新婦の親族が着用する)、「色留袖」の順になりますが、いわゆる「訪問着」と呼ばれるものや色無地、帯は袋帯が通常の礼装の基本になります。「五つ紋」(家紋が5つ入っている)が第一礼装、一つ紋が略礼装になります。たまぁに小紋に名古屋帯を合わせてをお召しになって結婚式場に来られるかたもいらっしゃいますが、あれは間違いで、小紋はちょっとしたおでかけ着になります。 小紋で銀座なんか歩いたら、粋でしょうね♪いつかやってみたいなぁ。おやつに和菓子とお抹茶いただいたりして・・・。

・・・と着物の話をすると止まらないのですが。。

最近ちょっと思うのが、若い子の浴衣の着方がだらしないこと。。。 キラキラやレースをつけるのも私はちょっと抵抗があって、でも「それが今の時代なんだよ」と言われればそうなのかな・・・と思ったりも。かわいいんですけどね。 ただ、浴衣は着物同様、きちんと衣紋を抜いて着る(うなじを少し見せる)のが基本ですが洋服を着るみたいに衣紋をきつきつにしていて暑苦しいこと。。。それが汚くだらしなくみえてしまうんですよね。すごく残念・・・・・。思わず「なおしてあげるから!!」と言いたくなってしまう笑 せっかくの浴衣なので、「粋」に美しく涼しげに着こなしてほしいなぁと思うのです・・・。

まだまだ浴衣の季節は先ですが、今年は新しい浴衣を誂えてみようかななんて思ってます♪ちょっと大人な艶っぽい、そんな浴衣さがしてみようっと!