北九州市長選挙


 弁護士の最所です。

 現在、北九州市長選挙が行われています。今回の市長選挙には、私の中高の同級生の武内和久さん(武内さんと呼んだことは一度もないので、「武内くん」といいます。)が出馬されています。

 武内和久(たけうちかずひさ)公式サイト|北九州市長選挙

 何分選挙の話ですので、特定の候補者を応援する立場の人間の意見として、ご覧頂ければと思います。

 武内くんは、前回の福岡県知事選挙で落選したときも、それ以降も、どれほど気心が知れている友人に対しても、人の悪口は一切言いませんでした。少なくとも、私は、全く聞いていません。言っていたのは、ずっと、感謝の気持ちと、地方をどうにかしたいという熱い想い、あとは、自らへの反省、それだけです。

 武内くんが、北九州市長選挙への出馬表明をして以降、私自身は、直接応援はできませんでしたが、武内くんの演説や動向を、毎日、確認しています。

 本当に、雨の日も風の日も、街頭にたって、自らの熱い想いを伝えようと必死に頑張っている姿、必ず成し遂げようとする熱い想い、彼の行動は、50歳を過ぎ、いつのまにか、新たなことへの挑戦から逃げようとしている自分に刺激とパワーを与えてくれました。

 北九州市には、空港も駅も港も、そして高速道路も整備されています。国際会議ができる建物もあります。躍進するために必要なインフラがすべて揃っているにも拘わらず、なぜか衰退してしまっているのが現状です。

 現状を追認するのであれば、あえて武内くんが市長になる必要もないと思います。誰がなっても変わりません。

 今回の選挙は、候補者の津森氏を与野党が揃って推薦しています。津森氏の能力については、一切知りませんし、どうこういえる立場にもないですが、右からも左からも推薦されて、一体、誰の意見を聞いて、政治運営をするつもりなのか、率直にいって良く分かりません。

 現状に何の問題もないというのであれば、与野党の推薦を受けた人が市長になるのが一番いいと思います。何の混乱もなく無難に現状維持を果たすことができますから。ただ、ホントに現状維持でいいんでしょうか?

 現状を打破したいのであれば、政党の推薦を受けるにしても、どちらかに寄らないとそれは、変わりようがありません。

 「北橋市長市政は素晴らしかった、その素晴らしい政策を継続します。皆様の生活、地位立場を守ります。」というのは、結局のところ、現状維持で既得権益を守りますと言っているのと、同じです。

 本当にそれでいいのでしょうか。

 武内くんが官僚だったころ、高田馬場の書店で彼と偶然にあったことがあります。

 当時、私は、自らの進むべき方向について、様々な悩みを抱えていた時期で、彼に喫茶店に誘われて、色々と話を聞いたのですが、とにかく、彼は、熱かった。周囲の人間を奮い立たせるというか、私は、彼から、すごいパワーを貰ったことを覚えています。

 そして、今また、私は、武内くんから、パワーを貰っています。

 彼は、自らが築き上げた過去の実績、経歴さえもすべて投げ捨てて、自らの熱い想いを実現しようとしています。武内くんには、強いパワーと行動力、そして、周りを鼓舞させ、元気づける力があります。

 彼は、どの政党からも支援を受けていません。何のしがらみもありません。すべてを捨てて、熱い想いを実現しようとしています。

 私は、そんな武内くんを、心から応援したいと思っています。

 (※本件投稿は、弁護士最所義一の個人的な立場から投稿した全くの個人的な意見です。当事務所、または、当事務所所属の他の弁護士の意見を代表、代弁するものではありません。)