映画「Winny」(裏話)


弁護士の最所です。

「東出昌大&三浦貴大 18キロの増量…Winny事件が映画化、撮影裏話を語る」との特集記事が掲載されています。

この中に、東出さんと三浦さんの以下のやりとりがあります。

東出 壇先生が面白い方なんですよね。壇先生と三浦さんと僕の3人で飯を食いに行ったときのことが忘れられないいんです。先生が三浦さんに「明日、地球が滅びるとしたら、壇俊光は最後の晩餐に何を食べると思う?」って質問したんです。

三浦 「寿司ですかね?それとも、すき焼き?」なんて答えてみたら、先生は「いや、違う」ときっぱり。

東出 「明日、地球が滅びるっていうのに飯なんて食ってる場合じゃない。壇俊光は最後まで諦めない男なんだよ!」って言い出してね。「めんどくさい男じゃね〜か!」って思いましたよね(笑)。

壇先生は、学会等でよくご一緒させていただいているのですが、まぁ、確かに、「めんどくさい」先生であることは間違いありません。

このやりとりについて、お伺いしたのですが、「そもそも、明日世界が終わるということ自体疑ってかかろうや」「どういう理由で終わるのか考えて、なんとかして自分だけでも生き延びる方法を考える」と仰る。

ホント、実に、「めんどくさい」。

ところが、「まあでも何やっても無駄な時に何食うかって話ですからね」「問いに答えてないのでは」と某先生が指摘したところ・・・。

「そういうときでも、何やっても無駄か疑えよ」「弁護士は、自分が諦めた瞬間ゲームセットなのですよ」と仰る。

確かに、「何をやっても無駄」と諦めた時点で、負けが決まる。確かにそうだ。

「何やっても無駄」と思う人が有罪率99.9%の刑事事件で逆転無罪など勝ち取れるはずもない。まさに、まさにおっしゃるとおり。

これを壇先生がおっしゃるから、重みがあります。

映画「Winny」の中では、秋田先生がものすごくかっこいいのですが、いやいや、壇先生は、ホントに「めんどくさい」(/_・)/「かっこいい」先生です。