ブログ

3 すかいらーく側に調査を求めた際の具体的なやりとり(すかいらーくの主張)


すかいらーく側の主張

本件においては、平成26年11月26日に被告店舗において原告に食事を提供したものであるが、その後、平成27年1月7日に初めて、原告より被告店舗に、被告店舗での食事の後に体調が悪くなり、手術を行うこととなった旨の申告を受けた。

その後、同年1月22日に、原告より、被告に連絡があり、手術によりレストラン等で使用するような棒状の異物(金属片)が摘出されたことを伝えられたうえで、原告としても被告店舗での食事に混入していたものであるか確証はないが、被告で何らかの対応をしてほしいとの申し入れを受けた。これに対し、被告従業員は原告に対し、被告にて異物の調査を行うことを提案したが、原告はこれを断り、また、被告従業員から異物の詳しい形状等を聞いたものの、これに対しても原告から詳細な説明はされなかった。

また、同年2月23日には、被告従業員が原告の自宅に訪問して面談し、その際に、異物(金属片)を見せてほしいと依頼したものの、原告からは、「今は見せられない」と断られた。

そして、同年3月1日に、被告従業員より原告に電話連絡をし、あらためて、被告にて異物の調査を実施したいと提案したところ、原告は怒り出し、「金属片を渡す前に、会社の社長、役員などが今回の件を受け止めてどのような方針で対応するのかを直接来ないまでも、電話連絡するか書面で提出するべきである」、「ツイッター、メディア、お店で怒鳴るなどしたらお宅の会社は大変なことになりますよ」、「今後のすかいらーくとしての対応次第では、まず金属片の写真などは見せてもよい」、「金属片は唯一の証拠のためそう簡単には預けられない」などと述べた。これに対し、被告従業員は、金属片の返還を約束する文書を差し入れることなども提案したが、原告は承諾せず、被告にて異物の調査を実施することを拒絶した。そして、原告より「すかいらーくとしてこのような対応ならば、出るところに出る」「今後は第三者に委ねることも視野に入れてまた連絡する」などと伝えられ、電話を終了した。

このような経緯を経て、原告訴訟代理人より被告に対し、甲9の書面が送付され、以降、原告と被告との間で、甲10ないし甲16、甲18ないし甲20の書面のやりとりがなされた。

以上のとおり、被告従業員は原告に対し、被告にて異物の調査を実施することを提案するなど、本件について誠実に対応していたものであり、原告の主張するように、原告をクレーマー扱いした事実はない。それにもかかわらず、原告は異物についての具体的な情報提供等もせず、また、被告にて異物の調査を実施することも拒絶した。

そして、原告代理人が受任して以降も、原告は、被告店舗において提供した食事に原告より摘出された金属片が混入していたとする点について、合理的な根拠を提示することもなく、また、再三にわたり、具体的な方法等も示すことなく抽象的に専門機関による成分分析を実施することについての同意の有無を求めるなどの対応に終始し、さらには、本件と直接関係のない他店舗での事故に関する回答を求めるなどしたものであって、被告としては対応に苦慮せざるを得ないものであった。

このような原告側の対応にかかわらず、被告としては、本件についての原因究明のために可能な対応を提示等していたものであり、本件に関する経緯に係る原告から被告に対する非難は当を得ないものであって、被告としてはおよそ受け容れることはできないものである。

被告としては、上記のとおり、本件について適切な対応を講じてきたにもかかわらず、本件訴訟が提起されたこと自体が遺憾ではあるが、原告として訴訟を提起した以上、訴訟手続において、原告が被告の法的責任について、請求原因(要件事実)を明確にしたうえで、上記1で述べた点等も含め立証責任を果たすよう求める次第である。

1 すかいらーく訴訟の経緯(異物混入の疑い)

2 すかいらーくの答弁書に対する反論

3 すかいらーく側に調査を求めた際の具体的なやりとり(すかいらーくの主張)

4 すかいらーく側に調査を求めた際の具体的なやりとり(Aさんの主張)

5 すかいらーくの対応が問題であると主張している理由

この記事は弁護士・スタッフの個人的な意見や見解であり、当弁護士法人を代表するものではありません。

        

最所義一に関連する投稿

2017.03.29
人の「属性」と逸失利益(弁護士 最所義一)
2017.02.22
業者の行うネット削除(弁護士 最所義一)
2017.02.01
検索結果の削除(最高裁決定)(弁護士 最所義一)
2017.01.30
検索結果の削除(最高裁判決の予想)(弁護士 最所義一)
2016.11.01
グーグルに対する検索結果の削除(弁護士 最所義一)

湘南平塚に関連する投稿

2017.03.29
人の「属性」と逸失利益(弁護士 最所義一)
2017.02.22
業者の行うネット削除(弁護士 最所義一)
2017.02.01
検索結果の削除(最高裁決定)(弁護士 最所義一)
2017.01.30
検索結果の削除(最高裁判決の予想)(弁護士 最所義一)
2016.11.01
グーグルに対する検索結果の削除(弁護士 最所義一)